【カウンセリング事例001】

お客様の声

「頑張っても報われない」―心の重さに気づき、自分を少し許せるようになるまで 

相談者:Aさん(30代・会社員)

Aさんは、「原因ははっきりしないけれど、最近ずっと心が重く、疲れている」とのことでカウンセリングにお越しになりました。仕事でもプライベートでも思うようにいかず、「頑張っているのに空回りしている気がする」と感じており、強い自己否定感と無力感に悩まされていました。

お話をうかがう中で、Aさんは「完璧にこなさなければいけない」という思い込みが強く、小さな指摘にも過剰に落ち込み、自分を責めてしまう傾向があることに気づかれていきました。特に仕事では、上司のごく普通の指摘さえも「ダメ出し」として受け取り、自信を失っていたことがわかりました。

対話を通して、「自分が人に対して完璧を求めていないように、他人も自分に対してそこまで完璧を求めていないのでは」という視点の転換が生まれました。Aさんは「完璧じゃなくても、人の役に立てる」「自分も、少しは自分を許していいのかもしれない」と感じることができ、少しずつ心が軽くなっていくご様子でした。

今回のカウンセリングで「自己否定の悪循環」に一歩区切りをつけるような気づきが生まれました。次回は、プライベートでの人間関係について整理したい、という希望をいただきました。

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